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ハンドブック:パート/インストール/ツールのインストール
システムロガー
同じ機能が複数のパッケージによって提供されるツールがいくつかあります。そういったツールはstage3アーカイブには含まれていません。どのパッケージをインストールしたいのかをあなた次第で選んでください。
まずシステムにロギング機能を提供するツールを決定しましょう。UnixとLinuxでは歴史をかけて素晴らしいログ機能を発展させてきました -- お望みならログファイルにシステムで起こった全てを記録できます。これはシステムロガーを使って行ないます。
Gentooでは複数のシステムロガーから使いたいものを選択することができます。このうちのいくつかを紹介します。
- app-admin/sysklogdは、システムのログを取得するための伝統的なデーモンを集めたものです。デフォルトのログ設定をそのまま使ってもうまく働くので、このパッケージは初心者にはいい選択肢です。
- app-admin/syslog-ngは、進化したシステムロガーです。1つの大きなファイルにログを取る以上のことをするには、何らかの設定が必要です。更に上級のユーザは、ロギングの発展性に基いてこのパッケージを選択できます。スマートなロギングのためには追加の設定が必要になることに注意してください。
- app-admin/metalogは、高度な設定ができるシステムロガーです。
Portageツリーにはまだまだ他の選択肢があることでしょう。日毎にPortageツリーのパッケージは増えていますから。
もしsysklogdかsyslog-ngを使おうと思っているなら、これらのシステムログツールにはログファイルをローテーションする機構が無いので、後でlogrotateをインストールして設定しましょう。
systemd provides its own logging facility called the "journal". Installing a separate syslog provider is optional on systems running systemd, and may require additional configuration to have the syslog daemon read messages from the journal.
選択したシステムログツールをインストールするには、それをemergeして、rc-updateを使ってデフォルトのランレベルにスクリプトを追加してください。次の例ではapp-admin/sysklogdをインストールします。
root #
emerge --ask app-admin/sysklogd
root #
rc-update add sysklogd default
任意自由選択: cronデーモン
次はcronデーモンです。cronデーモンは入れても入れなくてもよく、システムに必須ではありませんが、インストールしておくのが賢明でしょう。
cronデーモンは予定されたコマンドを実行します。定期的(例えば日毎、週毎、月毎)にあるコマンドを実行する必要があるならとても重宝します。
Gentooではいくつものcronデーモンを提供しています。例をあげると sys-process/bcron、sys-process/dcron、sys-process/fcron、そしてsys-process/cronieです。その内の1つをインストールするのはシステムロガーをインストールするのに似ています。次の例はsys-process/cronieをインストールします。
root #
emerge --ask sys-process/cronie
root #
rc-update add cronie default
dcronかfcronを使う場合、初期設定のための追加コマンドが必要です。
root #
crontab /etc/crontab
任意自由選択: ファイルのインデックスを作成
より高速なファイル検索のためにファイルシステム中の各ファイルのインデックスを作成するときは、sys-apps/mlocateをインストールしてください。
root #
emerge --ask sys-apps/mlocate
任意自由選択: リモートアクセス
インストール後、システムにリモートからアクセスできるようにするためには、sshdをデフォルトのランレベルに追加してください。
root #
rc-update add sshd default
(たとえばリモートサーバで)シリアルコンソールからアクセスしなければならない場合、/etc/inittabのシリアルコンソールの部分のコメントを外します。
root #
nano -w /etc/inittab
# SERIAL CONSOLES s0:12345:respawn:/sbin/agetty 9600 ttyS0 vt100 s1:12345:respawn:/sbin/agetty 9600 ttyS1 vt100
ファイルシステムツール
使っているファイルシステムよって、(ファイルシステムの整合性をチェックしたり、追加のファイルシステムを作成する等のために)必須のファイルシステムツールをインストールする必要があります。ext2/ext3/ext4ファイルシステムを管理するためのツール(sys-fs/e2fsprogs)は@system セットの一部としてインストール済みであることに注意してください。
次の表は、ファイルシステム毎にどのツールをインストールすべきかを示します。
ファイルシステム | パッケージ |
---|---|
Ext2, 3, 4 | sys-fs/e2fsprogs |
XFS | sys-fs/xfsprogs |
ReiserFS | sys-fs/reiserfsprogs |
JFS | sys-fs/jfsutils |
VFAT (FAT32, ...) | sys-fs/dosfstools |
Btrfs | sys-fs/btrfs-progs |
Gentooのファイルシステムについてのさらなる情報は、ファイルシステムの記事を参照してください。
ネットワークツール
もし、追加のネットワークツールを必要としない場合、ブートローダーに進みましょう。
DHCPクライアントをインストールする
DHCPはあくまで任意選択ですが、多くのユーザはネットワークに接続するためにDHCPクライアントが必要になるでしょう。この機会にDHCPクライアントをインストールしましょう。もしこの設定を忘れた場合、ネットワークに接続できないことになり、これによりDHCPクライアントがダウンロードできなくなってしまいます。
netifrcスクリプトを使用して、一つ以上のネットワークに自動的にIPアドレスを付与するときは、DHCPクライアントをインストールする必要があります。Gentooリポジトリには多くのDHCPクライアントがありますが、net-misc/dhcpcdがお薦めです。
root #
emerge --ask net-misc/dhcpcd
dhcpcd articleにdhcpcdに関するより多くの情報があります。
任意自由選択: PPPoEクライアントのインストール
もしインターネットに接続するためにPPPを使うのであれば、net-dialup/pppパッケージをインストールします。
root #
emerge --ask net-dialup/ppp
Optional: Install wireless networking tools
If the system will be connecting to wireless networks, install the net-wireless/iw package for Open or WEP networks and/or the net-wireless/wpa_supplicant package for WPA or WPA2 networks. iw is also a useful basic diagnostic tool for scanning wireless networks.
root #
emerge --ask net-wireless/iw net-wireless/wpa_supplicant
次はブートローダーです。